西粟倉村の平成16年度決算の特徴(一般会計)

  1. 歳入・歳出の全般的特徴
  2. 歳入の特徴
  3. 地方交付税の推移
  4. 自主財源の推移
  5. 歳出の特徴
  6. 性質別経費の状況
  7. 経常収支比率
  8. 公債費比率の状況
  9. 起債制限比率の状況
  10. 基金の状況
  11. 地方債の現在高の状況

1.平成16年度一般会計決算の特徴

(1)歳入・歳出の全般的特徴  

 

  平成16年度の一般会計決算の特徴として、村税、地方交付税等の一般財源の減額があり厳しい財政運営となりましたが、行財政改革による物件費、補助費、普通建設事業等の歳出削減により、財政調整基金積立(30,161千円)及び翌年度繰越金(66,684千円)は厳しい状況の中、歳入の減額を歳出削減で補い、健全な財政運営が執行されました。
一般会計歳入歳出総額の推移グラフ

 

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(2)歳入の特徴

 

  村税について、固定資産税は1,264千円伸びたものの村民税及び入湯税の減額で全体として△1.4%(△1,763千円)となりました。歳入の約50%を占める普通校税が△3.4%(△28,615千円)特別交付税が△14.2%(△15,965千円)となりました。国庫支出金については村道大茅線改良工事に係る増額、県支出金は集落道改良工事完了と林道開設事業の事業費減額等により△29.0%(△93.978千円)、繰入金は減債基金取崩し(32,885千円)、財産取得基金取崩し(19,920千円)、小水力会計、介護サービス会計より繰入(20,730千円)が主で52,350千円の増となっています。地方債は国の財源不足による臨時財政対策債が△29.8%(△37,300千円)及び過疎、辺地債が △11.8%(△12,400千円)となり、増額が災害復旧事業費(13,500千円)、減税補填債(借換分18,000千円)となっています。
歳入構成グラフ

 

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(3)地方交付税の推移

 

地方交付税って?
 地方交付税は、地方財源保障制度の主体となるもので、地方公共団体が、どこでも同じように標準的な水準で行政の事務や財産の管理ができるよう国から交付されるお金です。合理的で妥当な水準で行政事務を行い、財産を管理する費用と標準的な状態で得られる税収の額を計算し、不足する場合にその差額が交付されます。このお金は地方公共団体の自主性を強化するために、その使い道について国が条件を付けたり、制限を加えてはいけないこととなっています。この財源は国税の一定割合を地方公共団体に配分するため、景気低迷で国の税収総額が下がっている今日では交付税の額も自動的に減額となります。
 西粟倉村では、歳入の50%が地方交付税収入であるため、交付税の減少が財政に与える影響は大となります。
交付税額の推移表

 

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(4)自主財源の推移

 

  地方公共団体が、自らの手で徴収または収納できる財源のことをいいます。
  地方税、使用料、手数料、寄附金、財産収入、繰入金、諸収入、繰越金があります。
  平成16年度の自主財源は前年比23.9%(71,659千円)の増となっており主な要因として繰入金の52,350千円、繰越金の16,076千円があります。
歳入に占める自主財源比率は19.9%(内村税6.8%)、また依存財源比率80.1%(内村債11.4%) となっています。
自主財源の推移表

 

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(5)歳出の特徴

 

  前年度より増加した科目は総務費8.0%(18.613千円)、土木費116%(55,063千円)、災害復旧費(皆増27.981千円)、(86,361千円)となっており、減少は議会費△4.3%(△1,774千円)、民生費△2.9%(△5,252千円)、衛生費△11.6%(△12,776千円)、農林水産業費△27.4%(△163,425千円)、教育費△2.4%(△16,801千円)となっています。議会費では議員報酬期末手当の30%カット、民生費では備品購入の減、衛生費では合併浄化槽補助、ゴミ処理負担金の減、農林水産業費では集落道改良工事完了と林道開設事業の事業縮小の減、教育費では教育長人件費の減となっています。
歳出構成グラフ

 

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(6)性質別経費の状況

 

  公債費が繰上償還と減税補填債の借換え償還による27.6%増以外は減額となっており主な項目は人件費△5.4%(△17,881千円)、物件費△14.1%(△22,310千円)、補助費△15.5%(△29,356千円)、繰出金△5.1%(△14,621千円)となっています。物件費、補助費の減は行財政改革による経常経費の抑制、繰出金はの減は簡易水道会計と集落排水会計の償還金減額が主なものとなっています。
性質別歳出構成グラフ

 

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2.財政指標

(1)経常収支比率

 

経常収支比率ってなに?
  経常的経費とは、人件費・物件費・補助費などの経費のうち臨時的な経費を除いたものを言い、固定的で義務的な性格が強いため容易に削減できない経費となっています。また経常的収入とは税収入や地方交付税・譲与税・交付金など経常的に収入があり、しかも、使い道を特定されないもののことを言います。経常収支比率は経常的経費を経常的収入で割ったものでこの%が低いと自由に使うことができるお金が多く、財政の自由度が高く、%が高いと義務的経費に使うお金ばかりで自由度が低いこととなります。普通70~80%に分布するのが標準と言われていますが、現在はどの自治体においても交付税等の減少により70~80%のラインを維持できなくなっています。西粟倉村の場合、平成14年度87.5%から89.4%へと上昇しています。分母となる経常的収入のうち地方交付税の減額が主な原因です。
経常収支比率の推移表

 

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(2)公債費比率の状況

 

 公債費比率ってなに?
  公債費の増加が、将来の住民負担を強いることとなり、財政構造の弾力性を圧迫することとなるので経常的な一般財源の総額に占める公債費の一般財源の所要額の比率を表す数字です。一般的に15%を超えると黄信号、20%を超えると赤信号と言われています。
  昨年度は14.1%で本年度は16.9%と黄色信号を超えています。超えた要因として地方交付税の減額等一般財源の減少と償還金の一般財源所要額の増加によるものです。
公債比率の推移表

 

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(3)起債制限比率の状況

 

 起債制限比率ってなに?
  3カ年の平均で算出され、20%以上の団体については、原則として、一定の地方債を許可しないものとされています。昨年度は11.7%で本年度は13.2%と高くなっています。
起債制限比率の推移表

 

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3.基金の状況

   

 

(単位:千円)

 

基 金 の 種 類 平成16年度残高 平成15年度残高 平成16年度期中増減 備      考
財政調整基金 65,293 35,132 30,161  
減債基金 32,885 △32,885  
社会福祉充実関係基金 110,158 112,992 △2,834 保健文化費基金
保健医療充実関係基金 5,195 5,195  
スポーツ振興関係基金 387 637 △250  
公有財産取得基金 7,153 27,073 △19,920  
土地開発基金 32,500 32,500  
合計 220,686 246,414 △25,728  

 

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4.地方債の現在高の状況

 

(単位:千円)

 

借   入   先 平成16年度末現在高 平成15年度末現在高 平成16年度中増減額
財政融資資金 1,415,383 1,406,489 8,894
郵便貯金資金 21,330 21,500 △170
簡易生命保険資金 842,031 961,330 △119,299
公営企業金融公庫資金 179,045 202,361 △23,316
その他の金融機関 189,864 185,470 4,394
合     計 2,647,653 2,777,150 △129,497

 

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